台湾に留学してよかったと思う3つの理由。

 
こんばんは。
せっかく自分の思うところを綴れる場所ができたことだし、22年の人生の中で大きなイベントのひとつだった、1年間の台湾留学についても少しずつ書いていこうと思います。
 

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 まずは、留学先を台湾に選んでよかったなあって思うワケを、かなり主観的にまとめておきます。めちゃくちゃ主観的ですが、いつか、台湾に限らず留学を迷っている人の決断を助けることができたら、それに勝る喜びはありません。
 
 
スタート。

台湾留学に行ってよかったと思う3つの理由。

 

1.中国語が話せるようになった。

語学留学ではなかったものの、とにかく中国語だけは頑張った!と胸を張れる1年間でした。台湾なまりだねーと中国人によく言われますが(笑)、やっぱりこの地球上の13億人以上の人とコミュニケーションがとれる中国語を身につけることができたのは、一生の財産です。自分のなかに、ひとつ新しい世界ができました。
 

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Google翻訳やら、同時翻訳の機械やらが登場し、技術進歩が止まることのないこのご時世。語学を武器にしてお金を稼ぐことは難しくなってきているけれど、わたしはそれでも、「外国語を学ぶこと」の重要性がなくなることは無い!と思っています。
 
というのも、外国語を学ぶとは、その国の文化や歴史や思想や想いを学ぶことだから。
伝統的な歴史や思想はもちろん、独特の言い回しや、文法構造を反映するようなものの見方、ことわざ、笑いのツボ、SNSの使い方など、いろーんな要素が互いに影響しあってひとつの言語圏を構成しているんだと思います。
 
ひとつの言語を体得すれば、それに関わるいろんな想いを体得できる。そう考えたら、外国語って素敵な世界ですよね。外国語は、一生かけて学び続けたいもののひとつです。
 

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余談ですが、例えば、"Dolce far niente" っていうイタリア語。
どんな意味かご存知でしょうか。
 
これは、「何もしないことの贅沢・歓び/The sweetness of doing nothing」という意味なんだそうです。ステキ…。
そういえば、この言葉を知ったときにイタリア語を勉強したい!って思って、教科書を2冊購入したっけなあ(2018年に頑張ります)。イタリア語が少しわかるようになったら、きっと、 "Dolce far niente" のような考え方を日常に取り入れることができるんだろうなあ、なんて思います。
 
話題がだいぶ台湾から逸れてしまいましたが。
台湾に限らず、言葉が違う国で勉強するというのは、非常に贅沢な経験になります。外国語を勉強した先に、学ばなければ巡り会えなかったものの考え方や、現地の方との密なコミュニケーションや、心の充足感があるのなら、それがもう財産なのです。
 
 

2.帰る場所ができた。

はじめて会った人が親戚のように温かく接してくれる台湾は、1年住んだだけだけれど、わたしにとってはもう第二の故郷みたいなもの、と勝手に思っています。
日本から近くて気軽に帰れるから、遠すぎず大きすぎない国だから、頑張らずとも一生大切にできる故郷。そこがいい。
 
12月にもまた台湾に戻ります(ちなみに、Howto TaiwanキュレーターのROMYさんは、台湾に旅行に行くことを「里帰り」と呼んでいらっしゃいます(笑))。それでも台湾って、実は大自然やおしゃれなカフェや古き良き街並みやまだまだ知らない素敵な場所がたくさんあって、1年やそこらではとても制覇できない魅力の尽きない国。
 

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学生時代の1年を台湾で過ごして、それがわたしの一部になっていて、これからも台湾さんとは末永くお付き合いさせていただくことになります。この付き合いの始まりこそが、留学先を台湾にしてよかったなあって思う大きな理由のひとつです。
 
 

3.家族を大切にするようになった。

中華圏での古典的な倫理観といえば儒教思想
台湾の若者が日本の若者とはかなり違うなあと思ったのが、独り暮らし勢の帰省の頻度です(個人差はあります。国土の大きさもかなり違いますが)。
 
日本の学生であれば、夏休みとお正月の年に2回だけ実家に顔を出す、という人も少なくないようですが、台湾の学生はとにかく家族に会いに実家に帰る。長距離バスのバス停も、金曜夜はバスを待つ人で賑わっていたし、ルームメイトも毎週末のように帰省してました。
 
帰国後、わたしもこれを見習ってできる限り実家に帰るようになったし、親戚のことも以前より大切にするようになりました。
 
豊かな人生を作るには「まわりの人と良い関係を築く」ことが大切、とよく聞きますが、やっぱり血のつながった家族や親戚と良い時間を過ごせるって、幸せなことだなあって思います。
 
こんな家族関係に対する認識を変えることができるのも、「違う国に住む」体験をさせてくれる留学が持つ力なのかもしれません。
 
 

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次からは、留学中にやってよかったこと、やればよかったこと、使った奨学金、勉強法、これから続けていきたいこと、などなども書いていくつもりです。
 
おやすみなさい。
Ryo.